「なぜだか分からないが不安で仕方がない」方や「何が心配なのか考えられない」方は是非ご一読ください。
時折、なんとなく感じる不安感、孤独感、焦燥感など漠然とした(原因の分からない)悩みというのは
当相談室ではとても多い内容です。重く受け止めておられる方も多いでしょう。
実際には「何に悩んでいるのか分からない」ので、どこに相談しても門前払いの可能性があります。
その悩みが、自身の生活に影響しているのかどうかさえ判断できない。その悩みが仕事や人間関係の
妨げになっていると感じていたとすれば、なおさらどう改善すればいか対応が難しくなります。
漠然とした悩みには次の2パターンがあります。
1.悩んでいる原因は分かっているが、どうしていいのか分からないので意識から消している。
2.危機探知能力(周囲の敵対行動や自分の体調を感じる力)が弱いため、ピンチを確認できない。
漠然とした不安は主にこの2つに分類することができます。困ったことに、漠然とした心の悩みが具
体的な悩みと比較して、決して軽いものではありません。
「今まさに身辺に迫りくる問題」をうまく感知できない状態というのは、こころの問題だけでなく
生命の危険にさえつながってきます。
今すべきこと・今しなければならないことを感じる力を強化することで、ある程度問題は改善してい
くことが多いです。しかし、感知してしまったために悩みが深くなる場合もあるので、この点を十分
理解していただく必要があります。
上記のように、ひとくくりに「漠然とした悩み」といっても、実際にはかなりの部分問題点を浮き彫り
にすることが可能です。その原因が何か自覚する事が難しいため、はっきりと理解できないということ
ができるようにトレーニングを行います。
もちろん、カウンセリング・トレーニングは、その人の「心の強さ」を判断しながら、なるべく負荷が
かからないように対応しますが、どうしても「怖い」ものを見てしまうことがあります。
怖くないように、原因判明の瞬間だけでもご家族の方に同席したいただくことも考慮してください。
「漠然とした悩みだから受けてもらえない」、「自分が具体的にわかってないのに話せない」
そう考えておられる方は、ぜひミュゼをお訪ねください。一緒に未来を切り開きましょう。