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ピアカウンセリングでは、お互いに平等な立場で話を聞き合い、理解しあえるという点を生かしたきめ細かな
サポートを行うことで、地域での自立生活を実現する手助けをします。
たとえば、拒食症を過去に克服した人が現在拒食症の人の相談を受けたり、かつてパニック障害で困った経験
のある人が今パニック障害で困っている人の気持ちを、同じ経験をした仲間として聞いたり、相談に乗ったり
するようなことだといえます。
同じ経験をしているということで、ある部分までは安心して話ができ、自分をさらけ出せるのです。
ピアカウンセリングの役割には、2つの側面があります。
★精神的サポート
・「あなたはあなたのままでいい」というメッセージサポート。
・自己信頼回復・権利擁護・自意識確立のサポート。
・施設や親元から独立するためのサポート。
・性やセクシャリティについての悩みのサポート。
・その他対人関係等必要な精神的サポート
★自立支援情報提供
・住まい探しとリフォーム等の情報。
・所得・仕事・社会生活に関する情報。
・介助・旅行・リラクゼーションに関する情報。
・その他、自立生活に関する全般的情報提供。
以上のような相談に応じる方をピア・カウンセラーと呼んでいます。ピアカウンセリングは上記のように理解
しあえる半面、「私はこうやって脱出した」という手法の強要が発生するケースがあります。カウンセラーに
とっては、「自分」だけではなく「他人」に教えるという点を習得しておくことが大切なのです。